マッハとは、音の速さを1とした時の速さの比のこと。速さが音速の何倍かを表した値。
つまり、マッハ1は音速の速さであり、マッハ0.5は音速の半分の速さ、マッハ2は音速の倍の速さである。
マッハの由来は、エルンスト・マッハ教授の名前による。
1836年生誕-1916年没、オーストリアの物理学者であり哲学者。
超音速気流の研究でも有名である。1887年に物体が音速を超えた場合、空気に衝撃波が起こることを実験で証明した。
この業績にちなみ、音速を超える物体の速度を表すための数(物体の速度と音速との比)は彼の名前を冠し「マッハ数」と呼ばれている。
マッハ1とは、音速の速さで進むことである。マッハ1でジェット機などが進む場合には、ジェット機の前面に衝撃波(ソノックブーム)が起こる。「衝撃波のデモ1」へ
「音速」は、気温によって速度が異なる。以下に、気温ごとの音速を時速と秒速で表す。
【音速】の秒速と時速
気温
音速(m/秒)
音速(km/時間)
40
355
1277
30
349
1257
20
343
1236
10
337
1214
0
331
1193
-10
325
1171
-20
319
1148
-30
313
1126
-40
306
1102
-50
300
1078
気温が20度の場合は、「音速」は、約1236km/時
【マッハ1】とは、
気温15℃、1気圧 (1013hPa) の音速のスピードの事である。
マッハ1は秒速約340m/sであり、時速約1225km/hである。