4種類の文字を格納できるモード
QRコードは、数字データ(最大7,089文字),英数字データ(最大4,296文字),8ビットバイトデータ(最大2,953文字),漢字データ(最大1,817文字)の4種類の文字をQRコードにすることができます。
8ビットバイトデータを使えばすべての文字が表せますが、数字だけのデータであれば数字データを使ったほうが場合上のデータを表せます。そのため、はじめにQRコードにする文字を解析して、数字データ,英数字データ,8ビットバイトデータ,漢字データの4種類のモードのどれを使えるかを決定します。それ以外に混合モードがあり、複数のモードを文字に応じて使うことができます。
基本的に、出来るだけ多くの文字を格納できるモードを選択すべきである。多くの文字を効率的に格納できる順番は下記の通りである。
1.数字データ(最大7,089文字)
2.英数字データ(最大4,296文字)
3.漢字データ(最大1,817文字 実際には漢字データは2バイトであるため、最大1,817文字の2倍=3,634文字格納できる能力がある)
4.8ビットバイトデータ(最大2,953文字)
ゆえに、数字モードが使える文字ならば必ず数字モードを使い、次に英数字モードが使える文字ならば必ず英数字モードを使い、次に漢字モードが使える文字ならば必ず漢字モードを使う。最後に、どのモードも使えなければ8ビットバイトデータを使う。
8ビットバイトデータモードなら、任意のデータを格納可能であるが、効率がもっとも悪いため、最後の選択にすべきである。
混合モードは、「数字モード」、「英数字モード」、「8ビットバイトモード」、「漢字モード」の4つのモードを組み合わせて使うモードで、最大のデータが格納できるように符号化するデータ列の途中でモードを変更するモードである。混合モードで効率的にデータを格納できるのであれば、混合モードを使うべきである。