英数字モードの符号化 英数字モードは、「0,1,2,3,4,5,6,7,8,9」の10種類の数字と「A,B,C,D,E,F,G,H,I,J,K,L,M,N,O,P,Q,R,S,T,U,V,W,X,Y,Z」の26種類のアルファベット大文字と「 ,$,%,*,+,−,.,/,:」の9種類の記号の合計45種類の文字を符号化するモード。2文字を11ビットで符号化する。最大4,296文字を格納できる。
文字 | 値 |
0 | 0 |
1 | 1 |
2 | 2 |
3 | 3 |
4 | 4 |
5 | 5 |
6 | 6 |
7 | 7 |
8 | 8 |
9 | 9 |
A | 10 |
B | 11 |
C | 12 |
D | 13 |
E | 14 |
F | 15 |
G | 16 |
H | 17 |
I | 18 |
J | 19 |
K | 20 |
L | 21 |
M | 22 |
N | 23 |
O | 24 |
P | 25 |
Q | 26 |
R | 27 |
S | 28 |
T | 29 |
U | 30 |
V | 31 |
W | 32 |
X | 33 |
Y | 34 |
Z | 35 |
Space | 36 |
$ | 37 |
% | 38 |
* | 39 |
+ | 40 |
- | 41 |
. | 42 |
/ | 43 |
: | 44 |
まず、符号化する英数字を2桁ごとに分割します。
例えば、QR−CODEを符号化する時は、QR −C OD Eの4つに分割します。
次に、各グループを11ビットの2進数に変換します。変換の方法は、最初の文字の値を45倍して、2番目の文字の値を加えます。ただし、符号化する英数字の桁数が2の倍数でない場合は、最後の1桁はそれぞれ6ビットの2進数に変換します。
例えば、QRは最初の文字Qの値は26でそれを45倍して1170。次に2番目の文字Rの値は27なのでそれを加えて1197。2進数に変換すると【10010101101】になります。同様に、−Cを2進数に変換すると【11101000001】に、ODを2進数に変換すると【10001000101】に、Eを2進数に変換すると【001110】(最後のEは1桁になるため6ビットの2進数に変換します)になります。
よって、QR−CODEを符号化した2進数は、
10010101101 11101000001 10001000101 001110
になります。