モジュールとは QRコードのシンボルを構成する最小の単位セル。モジュールの大きさは型番により決定され、 最小サイズは「型番1」の21×21モジュール。最大サイズは「型番40」の177×177モジュール。 データの1ビットが1モジュ ールに相当する。
QRコードに汚れなどがあっても正確に読み取れるように、読み取り不能や読み取り間違いのモジュールを 修正するために付けられる誤り訂正語のデータ語に対する割合。下記の4レベルがある。
・ レベルL (コード語の約7%が復元可能)
・ レベルM (コード語の約15%が復元可能)
・ レベルQ (コード語の約25%が復元可能)
・ レベルH (コード語の約30%が復元可能)
モードとは QRコードの中に定義される文字列の表示方法を表す。一般的にはよく使われるモードは、数字データモード、 英数字データモード、8ビットバイトデータモード、漢字データモードの4つと、その4つを組み合わせた 混合モードである。
モード指示子とは 次のデータ文字列がどのモードで符号化されるかを示す4ビットの識別子
文字数指示子とは モードの中でデータ文字列の長さを定義するビット列
マスクパターン参照子とは シンボルに適用されるマスク処理パターンのために使用するビットの識別子。
マスク処理とは QRコードを読み取り易くするために行う処理。マスク処理パターンは8種類用意されており、その中で最も、 明モジュールと暗のモジュール数を均一化し、画像の高速処理の障害となるパターンの発生が抑えられるマスクを採用する。 マスク処理は、符号化領域のビットパターンとマスク処理パターンをXORする。
コード語とは 実際QRコードで読み取りたいデータが書き込まれたデータ。
誤り訂正語とはQRコードに汚れなどがあってもデータ語を正確に読み取れるように、読み取り不能や読み取り間違いのモジュールを 修正するために余分に付けられるビット。誤り訂正語はデータ語から計算して作成される。
埋め草コード語とは 空のコード語位置を埋める目的で使用るするデータを示さない仮のコード語。 コード語の数がシンボルの容量に満たない場合に使用される。
埋め草ビットとは データビット列の終端パターンの後にある最終コード語の空の位置を埋める目的で使用するデータではないゼロのビット。
残余ピットとは 符号化領域が8ビットのシンボル文字で割り切れない場合に,最終シンボル文字の後にあるシンボル符号化領域の 空の位置を埋める目的で使用されるデータではないゼロのビット。
残余コード語とは データ及び誤り訂正コード語の総数が,シンボルの容量を満たさない場合に、シンボルを完成させるために 空のコード語位置を埋めるために使用する埋め草コード語。
終端パターンとは データの終りを表すビット列。データの最後に使用し、0000のビット列になる。
モジュールの座標の決め方 モジュールの座標は,シンボルの行と列の座標(X,Y)で定義される。XとYは0から数え始める。Xはモジュールの位置する行を上から下へ数える。Yはモジュールの位置する列を左から右へ数える。座標(0,0)はQRコードの左上の 位置になる。